教員・学生(学部生・大学院生)が一丸となって出張実験や講義・講演などを展開し,宇宙・地球・惑星科学の一般への普及に積極的に取り組んでいます.
毎年,陸別小学校・陸別中学校において出前実験授業を行っています.地球惑星科学に楽しく触れてもらうことを目的に,光学望遠鏡・光スペクトル・大気対流・太陽系などをテーマとして,座学に加えて工作を交えるなど毎年工夫を凝らした授業を行っています.
また,陸別町にある「銀河の森天文台」における実験イベントにも参加し,小・中学生に限らず幅広い方々を対象に地球惑星科学の魅力を発信しています.
陸別小学校における出前授業の様子
双方向遠隔授業の様子
岐阜県立大垣東高等学校で行われる大学模擬授業において,北海道大学理学部8号館からネットワークを介した遠隔授業を実施します.授業は,惑星宇宙グループの学部生・大学院生らによる基礎的な講義と,専門家による最先端の講義からなります.
2002年に初めて岡山県立鴨方高等学校との遠隔授業が行われ,その後2004年からは岐阜県立大垣東高等学校と毎年遠隔授業を行っています.また,2007年には岐阜県立羽島北高等学校とも遠隔授業を実施しました.
惑星宇宙グループのメンバーが高校に出向いての講義・講演,大学院生と高校生の座談会などを開催します.逆に,高校生を北大に招いての交流会なども行っています.
また,金星探査機「あかつき」や国際宇宙ステーションに搭載された観測装置の地上検証モデルを科学館などの施設で展示・解説し,研究開発の成果を社会へ分かりやすく発信しています.
さらに,惑星宇宙グループの倉本教授はNHK文化センターと道新文化センターにおいてそれぞれ月1回,宇宙惑星科学について解説する一般向けの教養講座の講師を務め,基礎科学研究の社会還元の先頭に立っています.
高校における講演の様子