3rd project立ち上げまでの経緯 2002/1月 ○Post-J(地球惑星科学専攻本館学生イントラネット)のファイアーウォールサーバが不 正侵入を受け、直ちにサーバを停止した。以来同サーバの運用を停止。 - 既に組織として破綻していた。 - サーバ管理は一学生にまかせきりで、恒常的に管理できなくなっていた。 - 管理が行き届かない状態にも関わらず稼働させていた。 2002/3月末 ○事実上活動停止していた物質分野院生会を立ち上げ、物質院生のコンピュータネット ワーク環境について検討 - コンピュータネットワークの利用は研究活動に不可欠である。 → 院生会では最低限のネットワーク環境として共有パソコンを提供する。 - 本館における各共有PCの管理者を決定。 2002/4月 ○院生のネットワーク接続環境確保について、有志からルータの話題持ち上がる。 ○院生会で共有PC関連のワークグループの立ち上げが決定した。 - ネットワーク利用について検討し、院生会に提案するためのグループである。 - 本館での共有PCの管理・新規購入を検討する。 - 内部ネットワーク構築の是非・構築時の形態を検討する。 - ワークグループ参加者を募集。 ○ネットワークワーキンググループ(以下NWWG)スタート。 - 専攻ネットワークにおけるグローバルIPアドレス枯渇問題について検討。 - 院生へのグローバルIPの配布が保証されているか不明。 - 現実的に院生全員にグローバルIPアドレスを配布できるのかは不明。 - 教官間での現状認識に大幅なズレがあり、講座間格差が生じる恐れあり。 → 院生イントラネットを構築すれば、アドレス枯渇問題は回避できる。 → 個人のグローバルIP取得については院生会で関知しない。 - 新棟移転後の物質院生イントラネットについて検討。 - ルータ機器により構築する場合 - 管理負担は比較的軽い = 低機能 - 安価なルータの場合、十分なアクセスログがとれない。 - PC-UNIX(Linux等)で構築する場合 - 高機能である = 構築・管理に知識が要求される - 引きつぎが難しい。 - 特定の有識者に負担が偏りやすい。 - 院生室の位置関係から、各階ごとに構築する必要がある。 - 物質分野の学生の特性を考慮 - フィールドワーク等で長期に渡り学校を不在にする者が多い。 - UNIXに触れる機会が少ない。 - 将来、Post-Jのような状態にしてはならない。 - 維持・管理・教育にかかる負担をできるだけ減らしたい。 → ルータ機器でイントラネットを構築する方針に決定。 2002/5月 ○NWWGで院生のネットワーク接続環境に関する要望等のアンケートを実施。 → 大部分の院生がネットワークサービスの利用を希望。 - 結果を踏まえて今後の方針を決定した。 - 新棟移転後、市販ルータ機器を用いたイントラネットを構築する。 - 利用端末からのwebの閲覧・電子メールの利用を提供する。 - 各ルータ機器には管理者を置く。 - 新棟移転後の共有PCの利用形態を検討した。 - 各共有PCに管理者を置く。 - 必要な周辺機器の新規購入を提案する。 ○物質分野教官会議にルータ機器による物質院生イントラネット計画を提案 - ルータ機器による院生イントラネットを構築したい。 - 当面はNWWGで管理する。 → 専攻ネットワーク委員会に提案することになった。 - 院生共有のPC周辺機器(HUB、ルータ、カラーレーザープリンタ等)を申請。 → HUB、ルータの購入を許可。それ以外は全て却下。 - 物質教官間では、研究環境の整備は各講座で行うという認識である。 2002/6月 ○専攻ネットワーク委員会にルータ機器による物質院生イントラネット構築を提案 - ルータ機器による院生イントラネットを構築したい。 - 院生個人のPCから、web・電子メールの利用ができるようにする。 - 各ルータに管理者を置き、管理記録を定期的に院生会に報告する。 - トラブルがあった場合は、部屋ごとにネットワークから隔離する。 - 端末で利用するソフトウェアのセキュリティ情報を収集する。 - 後日、運用規則を提出する。 → 以下の問題点を指摘され、認められず。 - ルータの性能(ログ機能)が不十分である。 - EPNetFanへの参加を明確に示す必要あり。 ○専攻ネットワーク委員会に認可されず、方針の変更が必要となった。 - ルータ機器によるネットワーク構築は難しくなった。 - 十分なログ機能をもつルータは非常に高価。(10万円以上/1ヶ) - 機能が豊富な分、管理が難しくなる。 - PC-UNIXでルータ/イントラネットを構築する場合 - 高機能ルータに比べ、安価に構築できる。 - 十分なアクセスログをとることができる。 - EPNetFanへの参加もこれまでよりは容易になる。 - イントラネット構築をあきらめる場合 - 院生会では共有PCによるネットワーク利用のみを提供する → PC-UNIXによるルータ構築が現実的であるが、NWWGだけでは判断できない。 ○院生会に物質院生イントラネット構築グループの立ち上げを提案 - PC-UNIXによる物質院生イントラネット構築の是非を議論。 - 構築・運営に必要な時間がわからず、判断できない。 - やってみなければ負担の度合はわからない。 → 賛成多数により、立ち上げを決定。やってみて判断する方向でいく。 - 物質院生イントラネット構築グループ立ち上げに向けた準備を開始。 - 代表者を決定。 - 参加者を募集。 - 定期的な会議・勉強会の開催を決定。 - NWWGは役目を終え、解散した。 ○Post-Jの解散 - 院生会でPost-J運営停止・解散、規約の破棄を承認。 2002/7月 ○物質院生イントラネット構築グループの立ち上げ - とりあえず構築に興味のある人で結成。 - プロジェクト名を"3rd project"に決定。 - 運営組織を編成。 - 規約案作成を開始。 - 定期的なネットワーク会議を開始。 - 定期的なネットワーク勉強会を開始。