000 目次 001 I 金星大気概観 002   基本的数字: 金星と地球の比較     自転周期をはかったのはマリナー2号 1962     レーダーで 003   Y 字パターンの雲 -> 高速回転流 004   鉛直温度構造 005    金星の温室効果 Ts に対する大気組成の寄与 006   雲層 007    三層構造と物質・放射 008   日射 Flux の鉛直分布 吸収する層は... 009   静的安定度 010    最近の観測 (Magellan Radio Occultation) 011    最近の観測 (Magellan 温度分布) 012    最近の観測 (Magellan 安定度) 細かい構造 013   全球温度構造 (雲層の上 Pioneer Venus)     78 〜 82 (金星に落下したのは90年代) 014   東西風 = スーパーローテーション (鉛直構造) 015    南北構造     中緯度でジェットの時期     剛体回転の時期 016    南北構造と等角運動速度, 剛体回転速度 017    旋回風バランス 018     旋回風バランスからもとめた上層の東西風南北分布 019    スーパーローテーションはどこまであるか?     ヘリウムの数 020 スーパーローテーションの成因古典的理論の分類 021   夜昼間対流 022   移動する炎メカニズム 023   Thompson のメカニズム 対流による自励的平均流生成 024   Thompson (1970) による数値実験結果 025   重力波加速メカニズム (Fels and Lindzen 1974) 026   赤道 4 日波の上方伝播による加速 (Yamamoto and Tanaka 1997) 027   Gierash メカニズム 028   松田 (1980) 有限水平粘性でのGierash メカニズム 029 II 球面上の Thompson メカニズム 030  Thompson (1970) 031  Thompson 再考察 基礎方程式 032    計算結果 t=129.9 033    計算結果 t=500.0 034   Thompson 自身の解釈 tilting instability 035   正しい解釈 モード展開 036    tilting instabilityにおける不安定の条件 037    トランケートシステム 038    ニュートン法で定常解を作ると... 039    Thompson の解釈の誤り = tilting instability ではない. 040    2階建て以上の対流の重ね合わせ = 傾いたモードが作れる 041    いわゆる tilting instability ではない. 温度の傾斜を介する. 042  球面上にすると (3次元で傾斜するか) 043   球面 3 次元基礎方程式 044    トロイダル・ポロイダル 045    非線形項のの具体的表現 046    計算の手順 047   自転の無い場合の計算結果 048    νを変えた例 049    サマリ 平均流生成しない 050   自転のある場合の計算結果 051    参考 ラムパラメータと熱源応答 052    注意 moving flame の効果は入らないように設定 053    注意 moving flame の効果 054    自転が速い場合 055    成層が小さい場合 056   まとめ 057 III 金星大気における熱潮汐波 058  熱潮汐波の励起源 = 雲層 059   注意 Fels and Lindzen の効果もはいる 060  過去の研究 061   熱潮汐波(半日潮)による平均流加速 〜 10m/s (Baker and Leovy 1987) 062  ここでのお話 063   比較 064  基礎方程式と具体的な計算手順 065   計算方法 066   基本場と擾乱の展開 067   渦度の式 068   温度の式 069   鉛直方向の差分化と境界条件 070   太陽加熱の鉛直プロファイル 071   与えた大気安定度 072   基本場の東西流 (剛体回転流の基本場) 073   基本場の東西流 (非剛体回転流の基本場) 074   上部の散逸構造 075  計算結果 剛体回転の場合・(上層シア=中) 1 日潮, 076   水平風, 温度分布 077   密度重みかけた鉛直構造 078   注意: 雲のトラッキングによる子午面循環速度 10m/s は夜昼運動かも 079   温度の式における各項のバランス 080   温度の式における各項 081   平均流加速 082  計算結果 剛体回転の場合・(上層シア=中) 半日潮 083   密度重みかけた鉛直構造 084   分散関係 085   群速度 086   平均流加速 087   平均流加速 下層 088   平均流加速 内訳 089   温度の式における各項 090   上層シアによる変化 091  地表面加熱による 1 日潮 092  地表面加熱による 半日潮 (上層シア無) 093   平均流加速 094  半日潮による加速 まとめ 095  まとめ 096  附録 金星の地形 6km 〜 -3km 097  附録 金星の地形 東西分布