mew(Message interface to Emacs Window)の基本的な使い方


以下は, mew (バージョン 2.2 および 1.94.**) の基本的な使い方です.

1. mew を立ち上げる

emacs を立ち上げて,
[Alt]-x mew
と打ち込むと mew が立ち上がり, 新着メールをチェックしてくれる.

※ emacs を立ち上げるとき
 $ emacs -f mew
とすると, 始めから mew が起動される.

mew には Summary モードと draft モードという 2 つのモードがある.
・Summary モード: 保存しているメールに対する処理を指定するモード.
フォルダ内のメールの一覧表示の状態. ・draft モード: メールを書くモード

2. メールをチェックする

mew を立ち上げると最初に inbox というフォルダが開かれ, そこに新着メールが入る.

3. メールを整理する

■メールの削除 これらのメールは ~/Mail/trash の中へ移される.

[D] とすると, ~Mail/trash にあるメールを一斉に削除できる.

■メールを種類別に整理する〜メールを inbox フォルダから他のフォルダへ移動する. *「+」で始まっているフォルダは,~/Mail の下のディレクトリに相当する. ■メールの並べ変え ■メールを探す mew のサーチ機能を使う.

4. メールを書く

■書いているメールを下書きとして保存

emacs での保存と同じように[Ctrl]-[x]-[s] とする. 大抵は ~Mail/draft にメールが保存される. 後からメール書きを再開したい時には, Summary モードで[g] として [+draft] に移動し, そこでメールを選択して[E] とすればよい.

■書いているメールを破棄し, draft モードから Summary モードに戻る

draft モードで [Ctrl]-[c]-[q] とすると, 現在書いているメールを破棄し, Summary モードに戻る.

■添付ファイルを付ける

添付ファイルをつけるとき, 複数のパート (マルチパート) を ひとつのメールにまとめて送信する.

5. その他, 便利な機能

■署名を付ける ■メールアドレスを補完したり, メールの送り主をニックネームで表示する

Summary モードで, 補完やニックネーム表示を行いたいメールにカーソルを 合わせ, [Ctrl]-[u], [Ctrl]-[c], [Ctrl]-[a]

すると, 設定画面になるので, 以下のエントリに適宜入力する.

       Shortname: (省略名)
       Addresses: (メールアドレス) 
       Nickname:  (ニックネーム)
  

編集が終ったら, [Ctrl]-[c], [Ctrl]-[c] で設定を保存する.

すると, To: や Cc: の行で Shortname に書き込んだ文字列を入力した後に [Tab]キーを押すと, Addresses に書き込まれたメールアドレスが 補完される.

また, 送られてきたメールの送り主の名前が Nickname で指定されたものになる.

■役に立つ参考資料 http://www.mew.org/release/info/index.html「Mew」

最終更新日: 2002/11/24(森川 靖大) Copyright © 2000 EPnetFaN